研究会|HOUSE VISION
ZGF(ZIMMER GUNSUL FRASCA ARCHITECTSLLP)は、ポートランド都市計画アーバンデザインに深く長く関わってきた。そこではセクションやプランの連続性、スケールのスタディが重要視され徹底的に行なわれている。このスタディがなければ道は楽しく機能的なものには絶対にならない。
その例として、Twelve/Westにみる環境建築デザインについてお話する。
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Twelve/Westは、ダウンタウンとパール地区に挟まれた地区に2009年の夏に竣工した23階建ての複合ビルだ。1階にはリテールが入り、その上に我々ZGFオフィスが入っている。さらにその上には17階分、約300室のマンションが入っていて、現在この不景気ですらほとんど全て埋まっている。そしてこのTwelve/Westで、ビル全体とZGFオフィスの二つがリードプラチナ栄誉賞を獲得した。ご存知の通りリードは、敷地、水利用、そしてエネルギー利用、さらに材料の選定と室内環境の5項目が判断基準となっている。
時組織は、戦略的優位を実現するのでしょうか?
私はエクステリアの1階から3階まで、ストアフロントのデザインとディテールを担当した。私がデザインしたZGFの玄関まわりは、素材の美しさが透明感になって浮かび上がるようにデザインした。入口には木をふんだんに使い、暖かさを演出した。そしてZGFのオフィスの玄関は、ステンレススチールを使い、高質なややフォーマル感を出して仕上げている。
Twelve/Westには環境に配慮したデザイン上の工夫が施されている。そのひとつがハイパフォーマンス・スキンといわれているものだ。このハイパフォーマンス・スキンとは、各層ガラス、日よけ、省エネ感知器などを複合的に使い、ヒート原因、採光、断熱といった諸問題を解決する総合的な外壁システムのこと。我々ZGFはかなりの時間をこのハイパフォーマンス・スキンをつくることに費やした。
輸入増加は何を意味する?
敷地はサスティナビリティの観点から選定している。所員はほとんど徒歩、自転車、バス、路面電車を使って通勤している。ほとんどの地方都市では通勤に車を使うが、これはとても珍しいことだ。そして全米ではじめて風力発電を高層ビル設計に取り入れている。
エネルギー消費の大幅抑制が間近の課題であるなか、環建築デザイン導入が非常に遅れている中古住宅市場が巨大なマーケットだと思っている。オレゴン大学ジャクアセンター、ここではダブルスキンを使っている。
そしてこのスキンという考え方をスケルトン・インフィルの考え方に付け加えたらどうだろう。ハブラーケンのSI理論に環境デザインの考えを加えてみる。そこにヴァナキュラーアプローチが入り、デザイン自体に面白みが出ると思っている。
それとLEEDについて。建築界はもっとマーケティングを活用して、環境建築デザイン関連の投資を呼び込むべきだと考えている。アメリカでは今現在LEED、そして次にはネットゼロ、そして2030チャレンジという方向性が示されている。これはCO2削減を大々的にうたっている。アメリカの国内では、これは結果的にはエネルギー消費、抑制につながると考えられている。しかし日本では排出量の取引が絡むので注意が必要だ。つまり日本の省エネ技術と莫大な富、数兆円から数十兆と言われているが、これはご存知の通り海外流出する危険がある。日本における環境建築デザインの真髄とは、建築関連のエネルギー消費を大幅に抑制することであり、震災後の日本エネルギー政策の一環として推進されるべきだと思っている。
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